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Kamui Rock in Cape Kamui, Shakotan Peninsula /Japan

Er ist wieder da... [日記]

IMG_0064_1.JPG   そのまま英訳するとHe is back...これは映画のタイトルではありますが、ターミネーターとは関係ありません。邦題は"帰ってきたヒトラー"とされています。
   昨年ドイツ滞在時に、時々話題にはなっていた小説。それがとうとう映画化され日本でも公開され始めたらしいと知ったのが、先月の帰国後しばらくしてから。ところが上映されているのは限られた映画館であり、気がつけば今週金曜日までしか上映していないという事が判明。急遽万障繰り合わせて、個人的な語学研修?(ドイツ語)という事にしておきました...結果、時事、リスクマネージメント、語学の参考になったと信じています。
   ところで、だいたいのメジャーな映画は巡業中の機内で鑑賞出来る事もあり、あまり映画館まで足を運ぶ事はまれでよくわかっていなかったもので、難波駅前のTOHOに行けば見れるとばかり思ったら千日前にある別館の方でした。そう周囲はパチンコ屋ばかりでなんかたばこのにおいが際立つ通りというイメージしかなくこんなところにあるとは...イコールこの映画のマイナーさを痛感。
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   ただ、最近の映画はエンターテイメント性では図抜けているのかもしれませんが、あまり記憶に残り難い様な気がします。もしかしたら機内で5本も6本も続けて見るという個人的な問題に起因するのかもしれません。しかし、絵でなくストーリーで見せる映画も貴重かと思います。記憶方法と同じで理解して覚えれば忘れにくいという事でもあります。そういえば、2本ほどそういう映画がありまして、1本目は"Good Bye Lenin"。第二次世界大戦後ドイツは東西に分断。そして、また統合、その統合の前後で両国に実際に通っていたという事もあり、この映画で出てくる、今で言うところの東ドイツ"あるある"が解るので、出演者と同じ目線で見る事が出来たのが忘れない理由かもしれません。今は存在しない東ドイツ。正式名称は、ドイツ民主共和国(Deutsche Demokratische Republik)。略称がDDR。そのIDプレートを今でも愛車に飾っています...誰も知らないと思いますが...。
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 2本目は1980年代のロシアではなく厳密に書けばソ連映画となりますが、原題が"Интердевочка"、英題が"Intergirl"。ソ連邦時代のある典型的なケースを映画の題材としたもの。これも当時ソ連に渡航した経験のある人ならピンと来るはず。これは現地の映画館で見たのと、その後、日本でも深夜枠で見たのを覚えています。ただ、悲しいエンディングなので少し残念ですが。
   横道にそれてしまいましたが、ヒトラーの方はもちろんおもしろかったです。一応、欧州巡業が常なのでだいたいの地理・歴史・政治のバックボーンはある事も大きいかと思います。基本コメディなので、周囲が笑うところプラスアルファで笑うことが出来たので。もちろん語学研修!?なので全部じゃないですが独語と日本語のタイトルの双方で語学もそこそこ効果があったと思います。そして、最後のエンディングもなかなか含みがあり、なるほどと思ってしまいます。早速原作も読んで見る事にしました。
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   昨日は雨が降り続く様な天気でしたが、今週は京都で祇園祭、そして当日夜には道頓堀川で難波八坂神社の船渡御もあったので、映画館を出る頃には戎橋も心斎橋も人で一杯になってました。ほとんど外国人の様でしたが...。
   Tschüss!






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TAM

映画はまだですが、小説は面白かったです。今は、イアン・カーショーの「ヒトラー」を読んでいます。ズッシリと重さのある上下二巻本です。やっとナチが政党として票を集められるようになってきたところまで来ました。それで上巻の約半分。1945年に届くまで何日かかるのか?図書館から借りているので、期限には返却しなければならないし、大変です。
by TAM (2016-07-14 22:56) 

きんちゃん

 TAMさん、帰ってきたヒトラーの上巻をまず入手済。思ったよりは厚みがない様な気もしますが、楽しみです。
 イアン・カーショーのヒトラーといえば長編で評伝でサスペンスで、十分な調査。山崎豊子に通じる様な気もします。

by きんちゃん (2016-07-15 10:57) 

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